「あれ? ここって、おばぁちゃんちの近くだ。」





見覚えのある場所に出て、少しホッとした。




「いたぞ!! 見つけた! 」



遠くで男の人が騒いでる。



「せっちゃん!! 」



聞き覚えのある声。



「おばぁちゃん!! 」



雪の中を、一生懸命走って私を抱きしめてくれたのは、おばぁちゃん。



「おばぁちゃん、ごめんね・・・。私、どうしても会いたくて・・・」



「あんな雪の日に・・・・・・。無事でよかった・・・・・・。大丈夫かい? どこも怪我してない? 」



泣きながら、私の心配をしてくれる。




「大丈夫だよ。うさぎ? さんが助けてくれたの。」