「もうすぐあさだよ! 」


「よかったね! かえれるよ! 」


「あのときのおんなのことおなじだね! 」


「だいじょうぶだよ! またね! 」


「またね! またね! あのこにあえるといいね! 」




だんだん声が遠くなる。

気がつくと、私の周りの光も薄くなっていた。

うさぎ? 達も見えなくなっている。



「ねぇ! ちょっと! うさぎ? さん! 」



精一杯の声で叫ぶ私。


「だいじょうぶだよ! またね! 」



遠くから返事が聞こえてくる。



「よくわかんないけど、ありがとう! またね! 発表会頑張ってね! 」




私の声、届いたかな?



気づくと辺りは朝日に照らされていた。