詩集 風の見たもの

【噂】

とある街での出来事が風の間で伝えられ、
たちまち蠢く好奇心。整え始める旅支度。

期待はいやでも膨らんで門出の時を待ちわびる。
行ったら最後、いつかまた戻るかどうかもわからない。

気ままな旅を楽しめば、いつしか旅の目的を
忘れかねない呑気さは、風の特性故なのか。