Secret answer ~キミノトリコ~

「ううん大丈夫…ていうかさっきの男の人って」
「ああ、やっぱり見覚えあった?」
「うん…元カレ」
「やっぱそうか」

そう。さっきそーちゃんたちが追い払ってくれた男の人は…この家に帰ってくる原因になった人。
私が先日お別れをした、カナメさんだった。

「もしかして、最近のあれって…」
「ああ…たぶんあの人」

なんで今さら…

「おねーさんとのヨリ、どんな方法使ってでも戻したかったみたいだよ。あの人」
「え…」
私の頭の中を見透かすように囁かれた音くんの声に、思わず小さく声が漏れた。

「なんでそんなこと知って…」
「こういう業界で仕事してるといろいろあるから…その分ツテもあって。それより…」

申し訳なさそうな表情を浮かべながら、音くんが言葉を続けていく。

「ごめんね…こんな風に勝手にプライベート調べられて、いい気持ちしないよね」
「あ…」

2人はわかっていて…それでも、やってくれたんだろう。私のことを…守るために。