「そ、そうだ!そーちゃん荷物は?」
「あぁ…そこに置いてる」
とりあえず状況を変えようと思いついた話題を口にすると、触れていたぬくもりはすっと自然に離れていった。
「スーツケース1個なの?」
「うん。1か月だし…十分かなって」
玄関の外まで持ってきていたらしいスーツケースをがこんと持ち上げて、そーちゃんが部屋の中まで運び入れていく。
さっきのあれはなんだったのか。
聞けないまま流れてしまうのはもやもやしたけれど、とりあえず話題がそれたことにほっとしていると。
「あのさ、ちょっといい?」
「ん?」
それまで口を閉ざしていた音くんが、何やら眉間に皺を寄せながらこちらを見つめていた。
「奏くん…ちょっとの間だけ引っ越すって言ってたの、おねーさんとこになの?」
「うん、そうだけど」
「聞いてないんだけど!」
「や、聞かれてないから」
平然とした様子のそーちゃんとは反対に、驚きを隠せない様子の音くんの目がみるみる見開かれていく。
「あのさ…確認だけど。おねーさんと奏くんって付き合ってないんだよね?」
「ああ」
「なのに2人で住んじゃうの!?」
「お互いが同意の上で、利害関係は一致してるから」
そーちゃんの話は、その通りで何も間違ってはいない。
だけど音くん的には年頃の男女が…という意味なのだろう。
「あぁ…そこに置いてる」
とりあえず状況を変えようと思いついた話題を口にすると、触れていたぬくもりはすっと自然に離れていった。
「スーツケース1個なの?」
「うん。1か月だし…十分かなって」
玄関の外まで持ってきていたらしいスーツケースをがこんと持ち上げて、そーちゃんが部屋の中まで運び入れていく。
さっきのあれはなんだったのか。
聞けないまま流れてしまうのはもやもやしたけれど、とりあえず話題がそれたことにほっとしていると。
「あのさ、ちょっといい?」
「ん?」
それまで口を閉ざしていた音くんが、何やら眉間に皺を寄せながらこちらを見つめていた。
「奏くん…ちょっとの間だけ引っ越すって言ってたの、おねーさんとこになの?」
「うん、そうだけど」
「聞いてないんだけど!」
「や、聞かれてないから」
平然とした様子のそーちゃんとは反対に、驚きを隠せない様子の音くんの目がみるみる見開かれていく。
「あのさ…確認だけど。おねーさんと奏くんって付き合ってないんだよね?」
「ああ」
「なのに2人で住んじゃうの!?」
「お互いが同意の上で、利害関係は一致してるから」
そーちゃんの話は、その通りで何も間違ってはいない。
だけど音くん的には年頃の男女が…という意味なのだろう。

