『ありがとうございました。』



お礼を言いその場を後にする。



「いいえー
由奈ちゃんまたね〜」



またねって、また会うつもり?
あの人はきっと、私とは別の世界にいる人だ。



明るくて気さくで、話し上手。



私がいなくなってから、あの人の周りには人が集まってる



部活の後輩かなにか?
まぁ、そんなことはいいか。



ただ分かったことは、私とあの人は決して関わることが無いということ。



早く行って授業の準備しなきゃ。


その時は深くは考えずに、教室までの足を早めた。