ご飯を食べ終わったら、班ごとに反省会。



「俺これ書かないといけないのかよー?」


その反省で出た事を書いて提出するのが、班長朝日旬の仕事。



書くのは楽だけど、まず反省が何も無いよね。



「それ、ない場合はどうすんの?」



「しらねー。
書かなくていいんじゃね?」



凄い適当。そんなんで大丈夫かな、少し心配になってきた。



『あのさ、ちょっとそれ貸してもらえる?』



朝日旬から、用紙を貰った私は今日の感想や明日に向けての意気込みなどを書いた。



出来るだけ字を似せて。



『はい、これでいいと思う。』



「え、ありがとなっ!
うわ、なんかまとめ方が流石だな!」



ただ単に班の評価を下げられたくなかっただけ。



「んじゃ、これ出してくるから自分達の部屋に戻っていいぞ!」



「はーい」