「ご飯持ってきたよ!

多分美味しいはず!」



ご飯を炊きに行っていた4人が戻ってきた。



私達が食べ始めたのは、周りの班とほぼ同じぐらい。



「俺ら、良いコンビじゃね?」



『たまたまでしょ。』



余程息がピッタリだったのか、作業は早く終わった。



誰かとやると料理を作るのは遅くなるのに、洋は何か違った。



私がやろうとしてる事が分かっているかのような、不思議な感じ。



「本当にありがとう!
新田と由奈ちゃんが、居なかったら私達の班どーなってたか!」




「本当だよ!
てか、芽衣は料理作れなさそうだけど咲ちゃんは作れると思ってた!」



「それは、俺も思った。
まぁ、咲ちゃんは可愛いからいいんだよ」



うわぁ、さすが。
深沢圭、チャラいんだけど。



「チャラ。」


隣に座ってる洋が小さく呟いた。
私と思ってる事同じすぎでしょ。



なんか、少しずつ考えが変わってきてる気がする。