どうしても、忘れられなくて。


「そうそう、俺さその子に告白しようと思って!」


「お前無理だろー?
俺みたいなモテる男だったらいいけどさー」


「お前もモテてないだろ。」



男子は朝日旬の話で盛り上がってる。
でも、私にとってはどうでもいい話。


「やっぱり芽衣は、スポーツ馬鹿だなあ。」


「うちは馬鹿じゃないし!
スポーツマンって言ってほしいんだけど!」


女子はちょっと良く分からない話で盛り上がっている。



人の話を盗み聞きするのは良くないって分かってるけど、何もすることがないから自然と耳に入ってくる。



「てかさ、朝日と芽衣はー」



いつの間にか男子と女子が一緒に話していた。何か私、今までにないぐらい場違いじゃない?



「あ、そういえばさ!
由奈ちゃんってモテるよね?」


いきなり振られた話にびっくりして、話しかけてきた人の方を向いた。



『え、私は全然。』



モテるとかよくわかんないし、私は逆にモテたくないし、目立ちたくもない。