きっと新田洋とは合わないな。


「お前ムカつくな。」


『いちいち、突っかかってこないでくれる?』


怒りが治まったばっかだっていうのに、また怒らす気?



「お前がウザイからしょうがねぇじゃん?」


『いい加減にしてくれる?
今後一切話しかけないで。』


人に感情を剥き出しにしたのあの日以来かもしれない。


「お前、思ってる事言えるんだな。
いつもそんな感じでいれば?」


『めんどくさい、自分の感情を相手に伝えることほど、めんどくさいこと無いでしょ?』


皆にとっては違うかもしれないけど、私にとってはめんどくさい。


感情を出すことによって、その先に何があるのか私は知っているから。


「お前の感覚俺には分かんねぇな。」


そうだよ、逆に分かったら同じ経験をしてきたってことでしょう?


そんな事あるわけない。


「ちょっとー!二人ともー?
早くきなよー!」


丁度いいタイミングで私達に声がかかった。


随分長く話してたのは気のせいか。
とりあえず、皆の所に行こう。