「これから、二週間後に迫った校外学習の班とかを決めるぞ」



校外学習か、
私にとっては最悪な行事。



「班はどうやって決めようか悩んだんだが、番号順で区切ろうと思う。」



先生のその言葉にクラス中から不満の声があがる。



「好きな人と組みたいー!」


「なんで番号順っ?!」



めんどくさ、どうして素直に受け入れないかな。


こんなの時間の無駄でしょ。



「そうは言ってもなぁ、」


先生困ってるし。
この流れでいくと、好きな人と組むのになりそうだな。



先生が少し考えてから、


「分かった、男子3人女子3人のグループを作れー」


奇数って一番困るやつでしょ。
まぁ、私は余った班に入ればいいか。


「あの。
俺達のグループに入ってくれない?」



そう声をかけてきたのは、
全く知らない男子三人と女子二人。


ここで私が入ればぴったりになるわけだ。


『いいよ。』


入った方が楽そうだし。