『神崎さん、？』


え…

『神崎さんなのね？』

見えていないはずなのに…私のほうを見て先生が私の名前をよんでいる。

『ありがとう…私なんていったらいいのか。』


「みえてるの？」


『ええ…ハッキリと』

「あ、えっと…」

『ごめんなさい。私陸と……今でもここにいるってことは神崎さんは陸を忘れられなくてずっと見ていたのよね私なんてやっぱり幸せになんてなっちゃいけない人なのよね…』

「違うっ！先生！私はただ見守りに来ただけでっ」

『えっ』