放課後
下駄箱で紗香と
待ち合わせのために
私は靴を履いて待っていた。

紗香はB組の彼氏に今日の予定変更を言いに会いにいっていた。

（ごめんよ…友よ）

「それにしても…紗香のやつ遅いなぁ～」

学生達は
次々と私を後にして帰っていく…

私は校門をぼんやり眺めていたら
隣のクラスの女子二人組が私の横を通りすぎていった。

「最近さぁ倉持先生、休み多くねぇ？」

『だねぇ～だりぃんじゃね？』

「かなぁ？でも、だとしたら教師失格じゃね？」

『あ、でも、あーし、一昨日くらもっちゃん見たしぃ～』

「まじでっ？」

派手目な見た目に想像できるような話方をする二人は私は少し苦手だったりする。

興味がない話だし
関わりたくないから
違う所に意識を持ちたい所だけど、二人の声は それすらさせてくれないほどの声のでかさだったりする。

『ほらぁ～何組だっけぇ？神崎っているじゃん？ちょいイケメンのぉ～あいつと一緒にファミレスの前通ったんだよねぇ～』

え？



興味がない話のはずが一転する。