『美穂。身体は大丈夫なのか?』

『あ、ぅん。まぁね…』

『そうか…。何もなかったらいいんだけどな。
まぁ、身体には気を付けなさい』

『ぅん。ありがと…』


私はお父さんとあまり話した事がない。

私が家にいるとき、いつもお父さんはいない。

仕事の都合らしいんだけど…


今日はたまたま、仕事が休みだった、というワケ。

お父さんと話す事なんて珍しかったから、ちょっと緊張してしまった。