初恋。それは苦しいもの。キュンキュンするもの。
突然するもの。
そう思ってたのは初恋をして8年経った頃。
私の初恋は他の人よりも早く、嫌、早すぎたのかもしれない。
3歳というまだまだ小さい幼稚な頃に突然訪れたのだ。
しかも幼稚園ではない。
幼稚園に入る前に体験みたいなのでプレイルームってところで出会い恋を知った。
幼稚だった私には"恋"というものさえ知らない。分からない事だった。
けど幼なじみの大河は本当に見た瞬間ビビって感じた。
ドキッとして恥ずかしかったのを良く覚えている。
そんな私と大河が出会ったのは今から11年前の春真っ只中の5月中旬だった。