朝食を食べ、治樹が迎えに来る時間になったので家を出た。

家を出たら既に治樹がいて、壁によし掛かっていた。


「おはよ、治樹」


「おはよ」

いつもと同じように挨拶をして、何気ない話をしながら学校に向かった。






学校に着くと千紘が机のところに来た。


「あ、ちゃんとしてきたね」


「当たり前でしょ。変わるって決めたもん」


えらい偉いと、子供にするみたいに頭を撫でられた。


「あいつ何か言ってきた?」


「何も言ってこなかったよ」