「うわっ こっち見てるよ! ねえ、結良のこと、見てるよ!!」 『え・・』 もういちど向かいの校舎に目を向けると ライオンは 確かにこっちを見ていた。 こともあろうに、 わたしに向かって手を振っていた。 『んぐっっ』