タッタッタ・・と、中庭の階段を
駆け上っていく憧れの江崎君。の
背中を見つめながら。

わたしは遠く遠く、
すっかり江崎君が見えなくなってから
その場にガクリ、と崩れ落ちた。




フラレた~!

あっさりフラレた~!!

やっぱりだ。

そりゃそうだ。

付き合ってくれるハズがない。