―――そんなの、嫌だっ


手を繋いで帰って

雨に濡れながら走って。

あのときのことも

あの日のことも

無かったことになんて

できるわけない。

だってもう

わたしの心には

ライオンが。

島崎 ルカが

住みついている・・・