ダンッ

と、江崎君が片手を壁に当てた。

わたしの顔のよこに手をつくから
ビクッてなって
思わず目をつぶってしまった。


「1年の島崎ルイと
 付き合ってるって、マジ?」

そっと目をあけると
さっきよりも近い距離に
江崎君の顔があった。