ただ、謝ればいいのだろう。

謝ろう。


そう思い口を開いた時、先生が先に話した。



「カナエさんが、

ミアさんと貴女にわざと怖い話をされたと言っていました。

これから、ここで一緒に暮らす仲間でしょう?

仲間をおもいやらないとだめですよ。」




えっ...。カナエちゃんが私とミアちゃんのせいにしたの?

向こうが聞いてきたのに...。


ショックをうけたところに先生は続けた。



「幽霊がみえるとか、いるとか。

そんなこと気軽にいうもんじゃないですよ。

わかりましたね?」



「...はい。」



私にはその短い返事がいっぱいいっぱいだった。













そして、あとから聞くとミアちゃんにも先生は同じような注意をしたらしい。

私はカナエちゃんには怖い話をしないようにしようと誓った。