もう一人の住人~私が体験した怖い話~




コンコンっ


扉がノックされた。



「はい。」



ドアを開けると舎監の先生がいた。



「田中、お前ちょっとこい。」








なんだか、とても怖かった。




私はあんまり先生に怒られたことがない。


だから余計にだ。



呼び出しの内容は今日の幽霊騒ぎだろう。







しかし、私は見てしまっただけだ。


なのに何故、こんなに思い雰囲気なのだろう。



疑問に思いながらも私は先生に食堂に連れていかれた。






食堂につくと、先生が椅子に腰を下ろし、

私にも前の席に座るように促した。