その声を聞いてみんなが集まってきた。
どうしたの?と口々に聞くので
カナエちゃんに行ったほど詳しくではないが大まかに言うと
耳を塞いでうずくまっていたカナエちゃんが
もうやめてぇ、といいながら走って言ってしまった。
そして、みんな『幽霊』というワードに興味を持ったようで、
ひとしきりきいてから帰って言った。
しかし、カナエちゃんがとても怖がっていたからか、
はたまた自分には全く関係ないことだと思っていたからか
皆、きくとそれだけ?という感じだった。
体験した時はとても怖かった私ですら、
カナエちゃんがあんなに怖がるほどかな?と思ってしまった。
しかし、ドッペルゲンガーという存在なんかは
見たら死ぬともいわれている。
やはり、自分に似ていると怖いのだろうか...。

