...いなかった。 女の子が座っていた位置にはだれも。 私たちは扉の前で話していたのに? 出れるわけがない。 ここは二階だよ? 飛び降りたら音くらいするし、 窓だって空いてるはずだよね? 背筋がゾクッと凍った気がした。 ミアちゃんが なにかいたの?っと、聞いてきたので見たものを話した。 黒い、私たちの制服を着た背の高い女の子が そこに...。 座っていたことを。