「この部屋ですねー。

同室の子はもう来ていますよ。」


そう言って年配の女性の先生が扉を開けた。



その部屋は狭いのか広いのか私にはわからなかった。

ただ、両側に二段ベットがある。

その奥には職員室などでよくみる先生用の机が2つづつ、両側に。

ドア側。つまり手前には扉式のクローゼットが2つ並んだのが両側にあった。




四人部屋のようだ。

ネームプレートも4人入れることができるようだった。



「4人入れるとこなんですけど、

二人部屋か三人部屋としてつかっています。

今までは二人で使っていたのですが今年は人数増えましたから。」


そう言って、先生は私の荷物を入って右側の机に置いた。


「あとは、娘さんとご両親で運んでくださいね。」


そう言うと颯爽とさっていった。

しまった扉をぼーっとみていると、母にぺしっと頭を叩かれた。


なにしてるのよ。早く動きなさい。

そう無言の圧力を感じる。




仕方なく私も持っていた荷物をベットの下の段へおく。


見るからに古く天井は歪みからかなにか浮いた感じでゴミが落ちてきそうだ。


ベットの柱の部分の木も

ドラ○もんのガムについてるこするシールや、

油性ペンによる落書きが所狭しと描かれている。


ベットの一段目の天井は寝て目に入る位置ににっこりマークが描かれている。