そんなある日。






私はお風呂上がりに

ユウカと別れた後、

髪を乾かすのもそこそこに


ミアとカナエの部屋である、13号室を訪れた。



ミアに借りていたプリントに穴を開けるものを返すためだ。









コンコンッ






明かりはついてるのに返事がない。



この寮は部屋に鍵はついているがかけることは禁止されている。



空いてるとわかった上で扉を開いた。







右側の一番窓際の机に座高のそこそこ高めの女の子が真っ黒な喪服みたいで有名な私たちの制服を着て背を伸ばして座っていた。




背が高いしカナエちゃんかな?



普段みんなベット側の机と椅子を使い窓際は物置にする人が多い。


不思議に思いながらもう一度声をかけようと口を開く...。