「だーいじょーぶっ。


私ね、霊とか見えるけど全然悪い子いないよ!


霊は常に周りにいるけど、悪い子じゃないと害とかないから。」





と、ミアちゃんは自信ありげだ。


私は別に放っから霊を否定するわけじゃないけど


別に特別信じてたりなんかもしない。




ただ、そんなふうにいう人はなんとなく嘘臭い。


そういう風には思うが別に人のことは気にしなければいいのだろう。







それから、みんなで写真をとった。




偽装ホラー写真も撮った。


女の子が階段から誰か(何か)に押されて転がって落ちる様子を、


ワンポーズづつ、カナエちゃんがカメラに収めていく。


出来上がった動画をみんなでみて


満足そうにカナエちゃんが頷いて解散となった。