「……!」 どうしよう。 全然気が付かなかった。 「話があるって呼び出しといて、この状況なんなの?」 「え?」 しまったと思った。 だって、一応ここは渡り廊下、指定場所で凌也くんにはここへ来るよう言っておいた。 なのに私は今ここで、告白をされている。────つまり、他の男子と一緒に居たってこと。 それって、なんだか 「俺と別れて、そいつと付き合うつもり?」 凌也くんに別れようと、言っているみたいだ。