スコール

「あー。なるほどなあ リコ海都と周りたいってわけかあ 俺らお邪魔虫だもん」

よかった。そっちの方で汲み取ってくれた
ナイス勘違いだ!

「んなら、俺らも周りますかあ さっきから藍の顔赤ーし とりあえずカキ氷だな!!」

的屋まで並んで歩いた
下駄歩きにくいけど 歩幅を合わせてくれる。
そんな優しがまた あたしの心臓を高く跳ねらせる。

イチゴにレモン、ブルーハワイにメロン
綺麗な色の氷が並ぶ。

レモンとメロン すっごく迷う。

「藍が迷ってんの レモンとメロンだろ?2つとも買えよ!わけて食おーぜ!」

「いいの?晴は好きなのないの?」
「まっ 俺大人だから 」ってニヤッとした。

2つしか違わないじゃん!
しかもさっき寄ったお面屋さんでしっかりドラゴンボールのキャラ迷いまくって ベジータにしたくせに 笑

「大人はベジータで永遠に迷いません」
って言ったら
「うっせーょ」
って顔を赤らめた 笑

レモンもメロンも最高に美味しい。

あたしはこれでもかってくらい
ニヤニヤしてカキ氷を頬張った。