大丈夫?って聞こうとしたら桜女はその場に座り込み涙目になっていた。





「怖かったね」




俺もこいつの前にしゃがみ頭を撫でると今にも消えそうな声で




「…ありがとう。山田くん。」




と言った。





俺はこの日女を初めて守りたいと思った。




俺は優菜ちゃんをまたあんな怖い思いをさせないためにと可愛い犬の仮面を被って優菜ちゃんから離れないようにした。




あと、何故か男と話してる優菜ちゃんがどうしても気に食わない。