俺はたくさんある桜をぼっーと見ながら歩いていると少し前に1人の女が立ってた。
長くて綺麗な黒髪が風になびいて散っていく桜の花びらが似合ってた。
その女は桜を見ながらふわっと笑った。
俺はその女に気付いたら見とれていた。
暫くすると俺があまりにも見詰めていたのか彼女は俺に気付くと軽く頭を下げその場を去っていった。
「…変な奴。」
入学式が終わり教室に入ると桜の女が俺の隣の席だった。
彼女は携帯をいじる訳でもなくただ窓の外を眺めていた。
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