突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~

夏の暑さのせい?それともこれはキスのせい?


どんどん体温が上昇していく。


彼の綺麗な瞳が、じっと私を見つめて離さなかった。


「言ったろ。お前は俺のペットだって。他のヤツに触らせるなんて許されないんだよ」


彼は身勝手で超俺様。だけど今の彼にドキドキしているのは紛れもなく私だ。


「...何で私を助けたんですか」


「それはたまたまだ。車にスマホ忘れたから取りに行こうとしたら絡まれてたから、助けるしかねえだろ」


何か...翔くんって、何だかんだ頼りになるよなぁ。


てっきり大和くんかと思ってたから、翔くんが助けてくれたのはちょっと意外だったけど。


でも...何だかすっごく嬉しかった。


グイッ


「わっ」


翔くんが強引に私を抱き寄せる。目が合うと再びキスを落とされた。


「お前にはしつけが必要だな」