突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~

えーーー!!??



「安藤さん、気早くね?」


陽希くんが呆れながら言う。だけど安藤さんはすっかりその気だ。


「いいじゃんいいじゃん。こういうのは早くて」


そんな事言ったって...


正直、まだまだ心の準備なんて出来てません!


それなのに、いきなり明日ライブだなんて...


早過ぎる展開に震えがとまらなくなる。そんな私を見て翔くんがクスクスと笑い出した。


「お前、そんなので大丈夫かよ?」


今はバカにされたって、言い返す気にもなれない。それほどに「ライブ」という重圧は凄まじかった。


「...だ、大丈夫じゃ、ない...です」



「Baby-X」に加入した途端、こんな事ってアリですか?



私の心模様は大荒れです。