…ん?視線が…。

周りで新入生の親子が私を変な目で見てる…

…こんな真ん中で叫ぶなこの…私のバカ!!

私の親は今、次女の中1になる絢香と三女の小1になる絢芽の準備をしているはずだ。

見事に重なった長女の私はひとりで行けるでしょってことで、親がいない状況。

あとからお母さんが来るはずだけど。

私だけひとりぼっちも寂しい。

…早く、お母さん来て…!!

やっぱり、私は梓彩がいる生活に慣れすぎて、馴染むのに時間がかかるかもしれない…

今頃、梓彩はどうしてるだろうか。

スマホももう少ししないと買ってもらえないし、住所もわかんない。

梓彩との連絡手段がないことに今気づいた。

「はぁ…」