教室へと戻っていく際、前方の方から葉月くんの姿が見えた。
ある意味気になっていたから妙な意識が出る。
「もう、大丈夫なの?」
(えっ)
横を通っていく際、驚く事に彼から声を掛けられた。
「あっう、うん」
「そっか、よかった」
「………」
彼はそう微笑んで通り去っていった。
「………」
び、びっくりした。
まさか声をかけられるなんて、予想外だった。
(多分、保健室に行ってたから、声を掛けてくれただけだよね)
でも、本当に掛けられるなんて思わなかったから、本気で驚いてしまった。
「じゃあ、私は部活あるから行くね~。
課題頑張ってね」
「うん」
放課後、玲杏ちゃんと別れて保健室に行っていた間の授業の課題を取りに職員室に行って戻ると、葉月くんがまだいた。
(あっ)
どうしよう。
声かけるべきなのだろうか。
そんな事を思っていたら、また葉月くんの方から声を掛けてくれた。
「ねえ」
「は、はい?」
「えっと、美沙樹さんだよな?」
「う、うん」
「美沙樹って体調悪いの?」
「別に、ただ頭痛かっただけだよ」
「そっか」
「うん」
「………」
やっぱり聞えない。
どうしてなんだろう。
それが、どうしても気になって仕方ない。
ある意味気になっていたから妙な意識が出る。
「もう、大丈夫なの?」
(えっ)
横を通っていく際、驚く事に彼から声を掛けられた。
「あっう、うん」
「そっか、よかった」
「………」
彼はそう微笑んで通り去っていった。
「………」
び、びっくりした。
まさか声をかけられるなんて、予想外だった。
(多分、保健室に行ってたから、声を掛けてくれただけだよね)
でも、本当に掛けられるなんて思わなかったから、本気で驚いてしまった。
「じゃあ、私は部活あるから行くね~。
課題頑張ってね」
「うん」
放課後、玲杏ちゃんと別れて保健室に行っていた間の授業の課題を取りに職員室に行って戻ると、葉月くんがまだいた。
(あっ)
どうしよう。
声かけるべきなのだろうか。
そんな事を思っていたら、また葉月くんの方から声を掛けてくれた。
「ねえ」
「は、はい?」
「えっと、美沙樹さんだよな?」
「う、うん」
「美沙樹って体調悪いの?」
「別に、ただ頭痛かっただけだよ」
「そっか」
「うん」
「………」
やっぱり聞えない。
どうしてなんだろう。
それが、どうしても気になって仕方ない。


