(うっ)



それから数日後、またストレスで頭痛が走った。



極力男性には近付かないようにしていても聞こえてしまうので、結局ストレスが溜まってしまう。



「保健室行ってくる」



「うん、大丈夫?付いて行こうか?」



「ううん、寝てたら良くなるから」



「そっか」



玲杏ちゃんにそう告げて保健室にへと向かった。



頭が痛くてよく保健室に向う事があって、でもベットで横になっていたら少しは良くなるので。




【ガラ】



「失礼します。
頭いたくて、横になってもいいですか?」



「あら、また?」



「はい」



「いいわよ、どうぞ」



「ありがとうございます」



保健の先生に許可を貰った後、少しふらつきながらベットへと横になる。




「ふう」



横になると少しだけ落ち着いた感じがした。



すると、だんだん瞼が微睡んでくる。



(少しだけつぶろう)



そう思い、ゆっくりと目をつぶった。




【キーンコーン】



(!)



チャイムの音に反応し目が覚める。



(チャイムの音?今何時間目だろう)



そんな事を考えているとカーテンが開き保健の先生が入ってくる。



「あら、起きたのね。
よっぽど疲れていたのね。大丈夫?」



「あ、はい。だいぶ良くなりました」



少し眠っていたようで、眠っていたせいか頭の痛みも消えていた。



「そう、良かったわ。もうお昼だし戻りなさい」



「はい」



(そっか。もうお昼なのね)