翌日の昼休み、私は昨日葉月くんに言われたように屋上庭園にやってきた。
昨日の夜は少しだけ食べるようにした。
ほんの少しだけど食べてみた。
でも、やっぱり目を瞑ると、夢を見ると、悪夢的な狂気が襲ってきた。
どうすれば、なくなるのだろうかと思うけど、ご飯食べれるようにしたら失くなるのだろうか、とも思ったりした。
でも、これは感情の問題なのかもしれない。
「じゃん♪」
「わあ、かわいい」
「結構、凝って作ってみたよ」
屋上庭園のいつもいる葉月くんが座っているベンチに持ってきてくれた2つのお弁当を真ん中に置いてすぐ隣に座る。
お弁当の中はすごく凝っていて秋ぽいかわいいデザインのお弁当だった。
葉月くんが料理が得意なのは自分で言ってたから知っていたけど、食べた事はなかったけど、これ程まで上手だとは思わなかった。
(キャラ弁とか作ったら凄そう)
「はい、食べてみて。きっと食べれると思うよ」
「うん」
にこやかな表情でお弁当を私に渡してくれる。
「いただきます」
手を合わせて、お箸でおかずを選び一口を口の中に入れる。
「あ…おいしい」
今日の朝もいつものように夢見が悪かったせいで、食欲なかったので野菜ジュースとヨーグルトしか食べれなかった。
「良かった!」
葉月くんはひまわりが大きく開いたかのような嬉しそうな笑顔を向けてくれた。
「……」
なんで、私にだけにそんな笑顔を向けてくれるのだろうか?
教室でも無愛想しないで笑えばいいのに。
前みたいに偽りでもいいのに、笑えばいいのに。
(葉月くんの笑顔はキラキラしていてすごくかわいいのにな)
そんな事を思って葉月くんを見つめていると、不思議そうに見つめ返された。
「うん? どうしたの? あ、もしかして、ダメだった?」
「ううん、なんか食べれそうかも」
「そっか」
私を特別に見てくれる理由って結局何だろう?
それが、ずっと疑問に思っている事だ。
昨日の夜は少しだけ食べるようにした。
ほんの少しだけど食べてみた。
でも、やっぱり目を瞑ると、夢を見ると、悪夢的な狂気が襲ってきた。
どうすれば、なくなるのだろうかと思うけど、ご飯食べれるようにしたら失くなるのだろうか、とも思ったりした。
でも、これは感情の問題なのかもしれない。
「じゃん♪」
「わあ、かわいい」
「結構、凝って作ってみたよ」
屋上庭園のいつもいる葉月くんが座っているベンチに持ってきてくれた2つのお弁当を真ん中に置いてすぐ隣に座る。
お弁当の中はすごく凝っていて秋ぽいかわいいデザインのお弁当だった。
葉月くんが料理が得意なのは自分で言ってたから知っていたけど、食べた事はなかったけど、これ程まで上手だとは思わなかった。
(キャラ弁とか作ったら凄そう)
「はい、食べてみて。きっと食べれると思うよ」
「うん」
にこやかな表情でお弁当を私に渡してくれる。
「いただきます」
手を合わせて、お箸でおかずを選び一口を口の中に入れる。
「あ…おいしい」
今日の朝もいつものように夢見が悪かったせいで、食欲なかったので野菜ジュースとヨーグルトしか食べれなかった。
「良かった!」
葉月くんはひまわりが大きく開いたかのような嬉しそうな笑顔を向けてくれた。
「……」
なんで、私にだけにそんな笑顔を向けてくれるのだろうか?
教室でも無愛想しないで笑えばいいのに。
前みたいに偽りでもいいのに、笑えばいいのに。
(葉月くんの笑顔はキラキラしていてすごくかわいいのにな)
そんな事を思って葉月くんを見つめていると、不思議そうに見つめ返された。
「うん? どうしたの? あ、もしかして、ダメだった?」
「ううん、なんか食べれそうかも」
「そっか」
私を特別に見てくれる理由って結局何だろう?
それが、ずっと疑問に思っている事だ。