願う先にある想い

別れる際に俺は美沙樹に「ありがとう、なんかラクになった気がした。人に話したからもあるけど」と伝えると、美沙樹は少しだけ嬉しそうにはにかんだ。



なんだろう、本当に落ち着いた感じだ。



美沙樹がいきなり泣き出したのはびっくりしたけど、でも少し嬉しかったのかもしれない。



俺の思いで泣いてくれるなんて…。



そんな思いからなのか何気なく俺は美沙樹に口走っていた。



「俺さ」



「?」



「結構、美沙樹のこと気にかかるんだよね」



「えっ」



突然言った言葉に美沙樹は驚いた瞳を向けられる。



「別に好きとかじゃないよ。ただその、初めてだったからさ。なんか、他の子と違う気がするから」



別に告白した訳ではない。



ただ本当に思った事を伝えたまででだ。



「………」



その時、美沙樹は何を思ったのかは分からないけど、その頃の俺と彼女の間にはほんの少しの距離があったのは確かだった。



でも、何かが惹かれるものがあったのは事実だった。



けど、その事に気付いてないのも事実だった。



やっぱり美沙樹はまっすぐで純粋なんだ。



(本当の事、知ったら引くかな)



本当の事など言える訳がない。



だって俺は…普通じゃないから。



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