翌日、体調も精神も最悪の中、今日も休まずに学校へと向かった。
やはり食べるべきものを全然食べていないのか、体力がなくなっているせいだろうか。
放課後、授業も終わりいつものように帰ろうとして階段を降りようとしたら、階段でつまずき掛け転けそうになる。
「っ!?」
(やばい、落ちる! …あ、あれ力が)
落ちそうになったので力を使って後ずさろうしたのに、力が上手く出なかった。
(嘘…)
辺りには意外にも人があまりいなかった。
「どうしよう…」
ぎゅっと目をつぶった直後、腕に感触を覚えて後ろを振り向くと葉月くんが必死な顔をしていた。
「葉月くん…」
「大丈夫?」
「なんでってふらふらしてたから、気になって」
もしかして、付いてきてくれたんだ。
「ごめんね、ストーカーみたいな事して。でも最近本当に美沙樹変だから…それに、体育の時何度も転けそうになってたよね? 熱でもあるの?」
そういえば、今日の体育は珍しく同じ体育館だった。
「……」
なんだろう、胸がぶわっと熱くなる感覚を感じる。
(すごく落ち着く…)
その瞬間、急に体が軽くなり目の前が真っ暗になった。
やはり食べるべきものを全然食べていないのか、体力がなくなっているせいだろうか。
放課後、授業も終わりいつものように帰ろうとして階段を降りようとしたら、階段でつまずき掛け転けそうになる。
「っ!?」
(やばい、落ちる! …あ、あれ力が)
落ちそうになったので力を使って後ずさろうしたのに、力が上手く出なかった。
(嘘…)
辺りには意外にも人があまりいなかった。
「どうしよう…」
ぎゅっと目をつぶった直後、腕に感触を覚えて後ろを振り向くと葉月くんが必死な顔をしていた。
「葉月くん…」
「大丈夫?」
「なんでってふらふらしてたから、気になって」
もしかして、付いてきてくれたんだ。
「ごめんね、ストーカーみたいな事して。でも最近本当に美沙樹変だから…それに、体育の時何度も転けそうになってたよね? 熱でもあるの?」
そういえば、今日の体育は珍しく同じ体育館だった。
「……」
なんだろう、胸がぶわっと熱くなる感覚を感じる。
(すごく落ち着く…)
その瞬間、急に体が軽くなり目の前が真っ暗になった。