玲杏ちゃんと弥生ちゃんは別のクラスの部活の友達に呼ばれてクラスを出て行った。
「はあ…」
そのまま雑誌を机に片方の耳を付けて頭を沈ませる。
両目を窓の方を見る。
こんな青空のように心も青くなりたい。
(空は青いな)
「優〜おはよう!」
「あーはいはい、おはよう」
葉月くんの声に一瞬ぴくっとする。
相変わらず口調は無愛想のない感じだけど、やはり優しく感じる。
声質が優しい感じだから仕方ないのだろう。
「ひ、酷くなってる!?」
「響ちゃん、大丈夫? 保健室行く?」
戻ってきた2人が机に沈んだ私に心配そうに近寄ってきた。
「ああ、うん。大丈夫」
心配させないように、笑って誤魔化す。
私の中に生まれた狂気は正直、衝撃的で否定的で自分自信で理解できるものではなかった。
まるで心に呑み込まれるようなものだった。
私が美実さんの事や心原の事をもっと早く知っておけばなんて、自分が思った事がここまで後悔させられるものだなんて。
じゃあ、どうすれば防げれたというのだろうか。
自分が自分で失くなりそうだ。
こんなの私じゃない…。
「はあ…」
そのまま雑誌を机に片方の耳を付けて頭を沈ませる。
両目を窓の方を見る。
こんな青空のように心も青くなりたい。
(空は青いな)
「優〜おはよう!」
「あーはいはい、おはよう」
葉月くんの声に一瞬ぴくっとする。
相変わらず口調は無愛想のない感じだけど、やはり優しく感じる。
声質が優しい感じだから仕方ないのだろう。
「ひ、酷くなってる!?」
「響ちゃん、大丈夫? 保健室行く?」
戻ってきた2人が机に沈んだ私に心配そうに近寄ってきた。
「ああ、うん。大丈夫」
心配させないように、笑って誤魔化す。
私の中に生まれた狂気は正直、衝撃的で否定的で自分自信で理解できるものではなかった。
まるで心に呑み込まれるようなものだった。
私が美実さんの事や心原の事をもっと早く知っておけばなんて、自分が思った事がここまで後悔させられるものだなんて。
じゃあ、どうすれば防げれたというのだろうか。
自分が自分で失くなりそうだ。
こんなの私じゃない…。


