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中学2年、歌菜を知ったのはちょうどその頃だった。
この頃から彼女は既に人気があった。
可愛くて優しくて、でも媚びを売ったりする事ないので女子からも人気があった。
彼女に好意を持っていた男子はたくさんいたし、俺自身気になるという感情はなかった。
ただ、歌菜は人気で目立つ存在という認識だった。
そして5月頃、その日、歌菜が俺に告白してきた。
俺自身、歌菜の事は気になっていても告白しようという感情はなかった。
だから最初は断ろうと思っていた。
なぜなら当時、家庭環境が色々問題があって、心に彼女を入れ込む程の余裕はなかったから。
それ以前に俺が女の子を受け入れるような感情などなかった。
でももしかしたら彼女ができたら少しでも楽になれるかもしれない、そう思い立った俺は歌菜の告白にOKを出した。
付き合って1年間、それはとてもいい仲だった。
だけど3年になった途端、歌菜の態度が突然豹変し始めた。
歌菜はいきなり俺を束縛するような行動を取るようになった。
更には、一日中一緒じゃないと嫌だと言い出し始めた。
挙句の果てには、俺が他の女子と話しているだけなのに、彼女はその子に対して嫌がらせするなどと。
『優弥と話したら許さない!!』
と脅しかけまくるという行動まで取るようになっていた。
その行動は周りの人間も迷惑するぐらいで。
そのせいで、彼女を好きでいた男子も友達もすべていなくなってしまった。
次第に俺は歌菜の態度に段々と耐えれなくなり嫌気をさしていた。
その頃から歌菜の事が異常だと思うようになっていった。