願う先にある想い

結局歌菜は高校も同じ所を付いてきた。



もしかしたら、高校生になったら環境も変化して元の歌菜に戻るかもしれないと思っていた。



だけど、歌菜は更にエスカレートしていった。



以前のような歌菜に戻る事は一切なかった。



もう限界だった俺は『別れよう』と告げたが、予想通り拒否られた。



その事が原因で架菜は更にひどくなっていった。



架菜から離れる事などできないんだろうか。



どうしたら離れる事ができるんだろうか。



このままずっと彼女といるなんて耐えれなかったし、本気で嫌だった。



だけど、どうする術もなかった。



元々引っ越しは決まっていて、それは少し早まっただけだ。


当時の俺の家庭は悲惨な状態だった。



俺も父さんも限界を達していたんだと思う。



別に家計が苦しいとかそういうのは一切ない。



単に言えば人間関係となる。



1番の理由は俺がというのもあった。



そういう訳で、これで歌菜の束縛もなくなると思っていたから。



なのに、まさか追いかけてくるなんて思ってもいなかった。