「それで? 優弥と何かあったんだろ?」
「う、うん」
篠原くんがわざわざ連絡してくれたのは葉月くんの事だ。
「葉月くん、最近ずっと変だよね?」
「確かにずっと変だよ」
「そのせいなのか、なぜかお母さんの事話してくれて」
「おばさんの?…ああ」
《おばさんの過去って結構ヤバ目だよな》
篠原くんの心から聞こえてた心の声と感情。
やはり知っているんだ、葉月くんのお母さんの事。
「知ってるの?」
「知っているっていうか、有名だから。俺の住んでいた町では。幼い頃から荒くれ者で乱暴で暴力的で事件を起こして人を傷付けた悪い人間って。有罪にして少年院に入れさせればよかったのにという輩もいるぐらいだから」
「そんなに手に付けれない悪い人なの?」
葉月くんの話しではそんな感じではなかったはず。
事件を起こしてしまったけど、でも悪い事したかもしれないけど、本当の意味では違ったのではないだろうか。
「それは、単に噂を悪くさせている輩がデマをでっち上げているんだよ。俺だってこの事を親に聞いたよ。でも親だって変だって言ってたよ。喧嘩は良くないし、事件を起こさせたのも全然良くないよ。けどさそこまで憎まれる程何かしたのかな? 性格悪いから? 俺はおばさんが悪いんだと思えないんだよ。理不尽に何かを隠している気がする」
大人は理不尽に隠してわざと抹消させる傾向があるのはこういう事だろうか。
「優弥もそうだけど、あんなふうに嫌われまくったら感情なんて壊れるに決まってる。誰も信用出来なくなるに決まってる」
「ねえ、葉月くんのお母さんは悪い人に見える人だった?」
良い人でも悪い事をする人がいるとお母さんが言っていた。
でも葉月くんの話しからお母さんが酷い人間には思えない。
むしろ優しい人なんじゃないかと思う。
「全然、そんな人じゃなかったよ。とっても良い人だったよ」
私は葉月くんのお母さんがどういう人かは知らない。
知らないけど、けど、噂のような悪い人間ではないと思う。
むしろ事件を起こしてしまったから、それを利用して悪い人間にでっち上げてしまっている気がする。
なぜそこまで非難されなきゃいけないのか私には全くわからない。
「う、うん」
篠原くんがわざわざ連絡してくれたのは葉月くんの事だ。
「葉月くん、最近ずっと変だよね?」
「確かにずっと変だよ」
「そのせいなのか、なぜかお母さんの事話してくれて」
「おばさんの?…ああ」
《おばさんの過去って結構ヤバ目だよな》
篠原くんの心から聞こえてた心の声と感情。
やはり知っているんだ、葉月くんのお母さんの事。
「知ってるの?」
「知っているっていうか、有名だから。俺の住んでいた町では。幼い頃から荒くれ者で乱暴で暴力的で事件を起こして人を傷付けた悪い人間って。有罪にして少年院に入れさせればよかったのにという輩もいるぐらいだから」
「そんなに手に付けれない悪い人なの?」
葉月くんの話しではそんな感じではなかったはず。
事件を起こしてしまったけど、でも悪い事したかもしれないけど、本当の意味では違ったのではないだろうか。
「それは、単に噂を悪くさせている輩がデマをでっち上げているんだよ。俺だってこの事を親に聞いたよ。でも親だって変だって言ってたよ。喧嘩は良くないし、事件を起こさせたのも全然良くないよ。けどさそこまで憎まれる程何かしたのかな? 性格悪いから? 俺はおばさんが悪いんだと思えないんだよ。理不尽に何かを隠している気がする」
大人は理不尽に隠してわざと抹消させる傾向があるのはこういう事だろうか。
「優弥もそうだけど、あんなふうに嫌われまくったら感情なんて壊れるに決まってる。誰も信用出来なくなるに決まってる」
「ねえ、葉月くんのお母さんは悪い人に見える人だった?」
良い人でも悪い事をする人がいるとお母さんが言っていた。
でも葉月くんの話しからお母さんが酷い人間には思えない。
むしろ優しい人なんじゃないかと思う。
「全然、そんな人じゃなかったよ。とっても良い人だったよ」
私は葉月くんのお母さんがどういう人かは知らない。
知らないけど、けど、噂のような悪い人間ではないと思う。
むしろ事件を起こしてしまったから、それを利用して悪い人間にでっち上げてしまっている気がする。
なぜそこまで非難されなきゃいけないのか私には全くわからない。