放課後、今日は図書委員の集まりの日で、終わって校門に向かうと、校門近くで1人の男子生徒が誰かを待っているように立っていた。


「あ、よう。美沙樹、終わった?」


「篠原くんも終わった所?」


「うん、さっき終わった所」


「そっか」


篠原くんに話しを聞きたいと思って、返信に返すと帰りに話ししようとなった。


でも、お互いに用事が入っていたので、それが終わってからになったが。


「篠原くんって部活入ってたんだね。知らなかった」


「うん、合気道」


「ああ、あれも武道系の一貫なんだよね。凄いね!」


「そう? でも、俺毎日出てないよ。週5だけど週に2回か3回しか出てないし」


「いいの? 怒られない?」


「全然、うちの部活人数少ないし同好会みたいになってるから。まあ、週に2回は絶対に出てって言われれてる程度だしな」


「へーゆるいのね」



うちの学園は言う程、部活に対してそれ程に力を入れていない傾向がある。


力を入れてる部活と入れていない部活とまちまちだ。


中等部の頃は文化系の部活に入っていたのだけど、高等部に上がる機に辞めてしまったのだけど。


そこは同好会みたいな緩い部活でほとんど人がいない状況で、私が入った時はもう少し人がいたはずなのに、3年にはほとんど部員が居なくなっていた。


そのせいか、去年廃部になったっと聞いた。


面白そうな筈だったのに、なぜあんなにも廃れていったのだろう?


一部の人間しか興味ないとかだろうか。


あと、緩すぎて入っても出ない人がほとんどだったから。


その点、篠原くんの合気道部は緩いけど、それなりにしっかりしている部なのかもしれない。


「あ、でも、来週は週5出ないとな」



「そうなの?」


「1ヶ月の休んで良い日程が決められていてさ、それ越えたら休日出ると掃除とその後休まず出る事になっているんだよ。しかも、月の週で休まず来なきゃ行けない日もあるんだよ。緩いけど厳しかったりするからな」


「へ、へえ」