「ただいま…」
「響ちゃん!」
「!?」
家に帰ると、ここあさんが突撃するように抱きついてきた。
「よかった、帰ってきて。遅かったから心配で心配で」
ここあさんも葉月くんと同じように心配する態度を示していた。
私ってそんなに弱いのだろうか。
「ねえ、ここあさん…。
私ってそんなに頼りないの?」
「えっ」
思わず洩らしてしまった言葉。
「だって、響ちゃんはか弱いから」
ここあさんは悪気などなかったんだと思う。
けど、私は思った。
私はいつまで守られる存在でいるのだろうって。
葉月くんもお母さんもみんな私を弱い存在で守られなきゃいけない存在だと思っているんだ。
私は弱いから、真っ直ぐなのだろうか?
葉月くんは違う?
葉月くんは私と違って強いから、真っ直ぐじゃないから、自分を理解しているから、例え曖昧でも自分を納得してるから強いのだろうか。
私は自分の心をちゃんと理解していないから、見ていないから、弱いままでいるのだろうか。
だから、守られているままで価値がないから?
私は守られているだけの価値しかないのだろうか。
「響ちゃん!」
「!?」
家に帰ると、ここあさんが突撃するように抱きついてきた。
「よかった、帰ってきて。遅かったから心配で心配で」
ここあさんも葉月くんと同じように心配する態度を示していた。
私ってそんなに弱いのだろうか。
「ねえ、ここあさん…。
私ってそんなに頼りないの?」
「えっ」
思わず洩らしてしまった言葉。
「だって、響ちゃんはか弱いから」
ここあさんは悪気などなかったんだと思う。
けど、私は思った。
私はいつまで守られる存在でいるのだろうって。
葉月くんもお母さんもみんな私を弱い存在で守られなきゃいけない存在だと思っているんだ。
私は弱いから、真っ直ぐなのだろうか?
葉月くんは違う?
葉月くんは私と違って強いから、真っ直ぐじゃないから、自分を理解しているから、例え曖昧でも自分を納得してるから強いのだろうか。
私は自分の心をちゃんと理解していないから、見ていないから、弱いままでいるのだろうか。
だから、守られているままで価値がないから?
私は守られているだけの価値しかないのだろうか。