それは突然に訪れた。
まだ夏の暑さが残る秋の季節のある日、昼休み終わりのチャイムが鳴ったので教室へと戻ってきた際に、たまたま私の横を通った白石さん。
「っ!?」
その瞬間、ものすごい激しい頭痛に襲われた。
(なっ!)
それは、今はもうしなくなった篠原くんよりも更にひどい痛みだった。
(なんなの、これ!?)
今まで様々な人の感情を感じてきたが、こんなにも心が黒い闇に包まれた感情を持った人がいるなんて、とても信じられなかった。
なぜあんな心を持っていたのか、彼女に疑惑を感じてしまう。
(なぜ…!)
それ後も、白石さんの横を通る度に幾度の激しい頭痛が走っていった。
(痛い……っ)
「響ちゃん、どうしたの? 頭痛いの? 風邪?」
頭を痛がる私におろおろと心配する弥佳ちゃんが声を掛けてくれる。
「また、頭痛いの? ずっと調子よかったのにね」
篠原くん以来ずっと調子がよくて頭痛はあまりしなくなった矢先に急に来た。
「保健室行ってくるね」
「うん」
「大丈夫?」
「平気」
あまりにも我慢が出来ずいつものように1人で保健室に行くが…。
(うう…)
いつもなら保健室で横になれば少しはマシになるというのに、今回は全くよくならない。
だけど、いつまでも横になっている訳にもいかないし、そろそろ戻らないと。
でも。
「っ痛い…」
「大丈夫? もう少し休んだほうが」
「平気です。教室戻ります…」
と言いベットから降りようとしたら、頭がクラッとし体が倒れこんでしまった。
「美沙樹さん!?」
(うう…痛い)
保健の先生いわく、今時珍しいストレスを溜めすぎて、精神的にも苦痛が起きたのだろうと。
その原因は分かってる、白石さんだ…。
白石さんの心は、まるで悪魔のようにも感じる。
この事は自分以外誰にも分かってくれるはずない。
あの子にも…きっと彼にも。
どうせ作り話とか嘘だとか思われるから。
まだ夏の暑さが残る秋の季節のある日、昼休み終わりのチャイムが鳴ったので教室へと戻ってきた際に、たまたま私の横を通った白石さん。
「っ!?」
その瞬間、ものすごい激しい頭痛に襲われた。
(なっ!)
それは、今はもうしなくなった篠原くんよりも更にひどい痛みだった。
(なんなの、これ!?)
今まで様々な人の感情を感じてきたが、こんなにも心が黒い闇に包まれた感情を持った人がいるなんて、とても信じられなかった。
なぜあんな心を持っていたのか、彼女に疑惑を感じてしまう。
(なぜ…!)
それ後も、白石さんの横を通る度に幾度の激しい頭痛が走っていった。
(痛い……っ)
「響ちゃん、どうしたの? 頭痛いの? 風邪?」
頭を痛がる私におろおろと心配する弥佳ちゃんが声を掛けてくれる。
「また、頭痛いの? ずっと調子よかったのにね」
篠原くん以来ずっと調子がよくて頭痛はあまりしなくなった矢先に急に来た。
「保健室行ってくるね」
「うん」
「大丈夫?」
「平気」
あまりにも我慢が出来ずいつものように1人で保健室に行くが…。
(うう…)
いつもなら保健室で横になれば少しはマシになるというのに、今回は全くよくならない。
だけど、いつまでも横になっている訳にもいかないし、そろそろ戻らないと。
でも。
「っ痛い…」
「大丈夫? もう少し休んだほうが」
「平気です。教室戻ります…」
と言いベットから降りようとしたら、頭がクラッとし体が倒れこんでしまった。
「美沙樹さん!?」
(うう…痛い)
保健の先生いわく、今時珍しいストレスを溜めすぎて、精神的にも苦痛が起きたのだろうと。
その原因は分かってる、白石さんだ…。
白石さんの心は、まるで悪魔のようにも感じる。
この事は自分以外誰にも分かってくれるはずない。
あの子にも…きっと彼にも。
どうせ作り話とか嘘だとか思われるから。