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響ちゃんの居場所は意外にもすぐ見つかった。
由理ちゃんが響ちゃんのスマホにGPSを付けていた事と優弥くんのスマホに共犯している女の子から居場所のメールを送ってきたからである。
警察の方に言ったらすぐに行動を起こしてくれた。
後の事は警察に任せてくれればいいと言ってくれたので私達は待つ方向で持っていっていた。
だけど、優弥くんはそれを拒否した。
おそらく今回の作戦の決行は歌菜ちゃんだという。
つまり響ちゃんは優弥くんをおびき寄せる為に利用したのではないかと言う。
だから、警察だけが行っても歌菜ちゃんと美実は応じる気はないのではないかと、だから自分が説得させてほしいと頭を下げていた。
本来なら危ない事もあって家族ではない人間を連れて行くのも難しいものだが、美実さんと関わりのある人間として私と桜戸さんも現場に行く事になった。
私と優弥くんは桜戸さんの車で向かう事にして、その後に警察の方や後なぜか取材の方も付いてきてきた。
いったいどうやってこの事件の事を知ったのだろうか。
まあ、顔映さないという約束をしているからいいけど。
「…はぁ…はぁ」
「?」
(優弥くん…?)
優弥くんの様子が先程から妙におかしい。
そういえば、ずっと左の二の腕を掴むように握っている。
表情が苦しそうに見えて、一定的な荒い息が微かに聞こえる。
「優弥くん、大丈夫?車酔いするタイプ?」
「…えっ…ああ…へ、平気です」
声を掛けられた事が驚いたのか、目を丸くして私を見る。
「へ、…平気です…平気…です」
「………」
平気と言っているのに、体から身震えが見える。
そういえば、昨日の美実の事を話した時もどこか様子がおかしかった。
辛く恐怖な日常だと言っていたけど、そこまで追い込まれた日常になっていたという事だろうか。
いったい美実と何があったというのだろう?
響ちゃんの居場所は意外にもすぐ見つかった。
由理ちゃんが響ちゃんのスマホにGPSを付けていた事と優弥くんのスマホに共犯している女の子から居場所のメールを送ってきたからである。
警察の方に言ったらすぐに行動を起こしてくれた。
後の事は警察に任せてくれればいいと言ってくれたので私達は待つ方向で持っていっていた。
だけど、優弥くんはそれを拒否した。
おそらく今回の作戦の決行は歌菜ちゃんだという。
つまり響ちゃんは優弥くんをおびき寄せる為に利用したのではないかと言う。
だから、警察だけが行っても歌菜ちゃんと美実は応じる気はないのではないかと、だから自分が説得させてほしいと頭を下げていた。
本来なら危ない事もあって家族ではない人間を連れて行くのも難しいものだが、美実さんと関わりのある人間として私と桜戸さんも現場に行く事になった。
私と優弥くんは桜戸さんの車で向かう事にして、その後に警察の方や後なぜか取材の方も付いてきてきた。
いったいどうやってこの事件の事を知ったのだろうか。
まあ、顔映さないという約束をしているからいいけど。
「…はぁ…はぁ」
「?」
(優弥くん…?)
優弥くんの様子が先程から妙におかしい。
そういえば、ずっと左の二の腕を掴むように握っている。
表情が苦しそうに見えて、一定的な荒い息が微かに聞こえる。
「優弥くん、大丈夫?車酔いするタイプ?」
「…えっ…ああ…へ、平気です」
声を掛けられた事が驚いたのか、目を丸くして私を見る。
「へ、…平気です…平気…です」
「………」
平気と言っているのに、体から身震えが見える。
そういえば、昨日の美実の事を話した時もどこか様子がおかしかった。
辛く恐怖な日常だと言っていたけど、そこまで追い込まれた日常になっていたという事だろうか。
いったい美実と何があったというのだろう?


