願う先にある想い

それは母さんが傷付けられトラウマと鬱になった症状と同じだった。



俺の場合は暴言や罵倒や縛り付ける執着や威しなどの自分勝手に土足で入ってくる他人の無神経な感情が俺には応えられなくて受け止められなくて、俺の弱い精神では耐えれなかった。



俺に求めないでほしかった。



これ以上心を傷付けないでほしかった。



俺はそんなに強くないから。



高校に入って、同じ学校までも付いてきた歌菜の束縛は更に酷くなっていた。



俺はそんな歌菜の愛情に応えれなくなった。



そんな心の精神が壊れた俺に零詩は心配するように尋ねてくるようになった。



零詩とは小1から幼なじみで親友で、よくお菓子を食べている印象で歌菜が好きな奴だ。



俺にとっては唯一信頼できる友達だ。



『大丈夫かお前?高校になってから人変わったか?
何か別人のように見えるんだけど。中学の頃は何かしら優しい人間だったのに、なんか心ここにあらずって感じで目に感情がないみたいだけど?てか腕もう平気か? あの人にやられたって』



『…ああ、後は残ってるけど大丈夫だよ』



今まで行っていた良い人という行動を一切行わなくなった。



何も見いだせないのに、意味もなくやっても仕方ない事だ。



俺の目に映ったのは色合わせない景色が映るだけだった。



『お前寝てるか?目が虚ろなんだけど』



『寝れなくなって』



『はあ?』



『なぜか分からないけど、あの人がいると全く寝れないんだ』



どういう訳か美実さんがいないと多少は寝れるけどすぐに目が冷めてしまい、その繰り返しばかりで逆に美実さんがいると恐怖心からなのか全く寝る事が出来ずになっていた。



俺は不眠症のようなそんな症状までもが現れていた。



以前はもう少し寝ていられていたのに心の精神が壊れて以来、以前は出来ていた事が今は出来なくなっていた。



歌菜の束縛や執着心や美実さんの恐怖心や罵倒に何一つ耐えられなくて限界だった。



そして俺は…倒れてしまったんだった。