「ごめん、父さん。遅くなって」
家に帰る頃には9時頃になっていた。
「いや、いいよ。
ほら、作っておいたから食べよう」
「えっ作ってくれたの?」
「まあな」
「…ありがとう」
スーパーで既に作られた物とか少し入っているけど。
「父さん…肉ばかりだけど、野菜は?」
「ほら、ここに」
「単なる付け合せだよね?」
まあ、父さんが買ってくる食材など決まっているから、文句言ったって仕方ないから。
「冷蔵庫にあるから出して置いて」
「ああ、分かった」
そう言って自分の部屋へと向かい中へと入り扉に背を向けて座り込む。
「はあ…」
俺は自分が嫌いで大嫌いだ。
他人に偽った善人の顔を向けて、良い人と思わせる自分が大嫌いだった。
いつからそんな自分になっていたのか、いつから心が壊れるようになっていたのか、いつから耐えれなくなくなっていたのか。
俺は弱くもなく、そして強くもない。
また正義感もなく、そして責任感もない。
頼られるような人間でもなく、偽った感情で動いているだけで、いつも自分を追い込むだけの弱くて情けない人間なんだ。
それが俺だ。
家に帰る頃には9時頃になっていた。
「いや、いいよ。
ほら、作っておいたから食べよう」
「えっ作ってくれたの?」
「まあな」
「…ありがとう」
スーパーで既に作られた物とか少し入っているけど。
「父さん…肉ばかりだけど、野菜は?」
「ほら、ここに」
「単なる付け合せだよね?」
まあ、父さんが買ってくる食材など決まっているから、文句言ったって仕方ないから。
「冷蔵庫にあるから出して置いて」
「ああ、分かった」
そう言って自分の部屋へと向かい中へと入り扉に背を向けて座り込む。
「はあ…」
俺は自分が嫌いで大嫌いだ。
他人に偽った善人の顔を向けて、良い人と思わせる自分が大嫌いだった。
いつからそんな自分になっていたのか、いつから心が壊れるようになっていたのか、いつから耐えれなくなくなっていたのか。
俺は弱くもなく、そして強くもない。
また正義感もなく、そして責任感もない。
頼られるような人間でもなく、偽った感情で動いているだけで、いつも自分を追い込むだけの弱くて情けない人間なんだ。
それが俺だ。