「俺って変?」
「普通に変だから」
やはり俺って普通よりおかしかったのか。
自覚は多少あったりはしたけど、気にした事とかなかったから。
ちょうど、教室に入った所でチャイムがなった。
それからすぐに美沙樹も教室に入ってきたけど、なんとなく違和感というものを感じた。
美沙樹の存在に友達の七崎と型岬が話しかけている。
「わわっ響! 目赤いよ!大丈夫?」
「ああ、うん…」
「保健室行って氷貰ってくる?」
違和感の原因は目が赤いからなんだ。
(完全に俺のせいだよなー)
「目にゴミでも入って、擦っちゃったの?」
「ああ、うん」
「だめだよ、擦ったりしたら」
「う、うん」
(……)
美沙樹の友達が心配している光景を見てふと思った。
「美沙樹の友達って優しい子だよねー」
「はっ? 俺、優しいだろ?」
「お前は基本的に捻くれてるから」
零詞は基本的に性格に難があるから、優しいとも言いにくい。
「優弥は病んでるもんなー」
「いや、まあ…それは自覚あるけど」
「へー」
まあ、どっちもどっちも気がするんだろう。
と、すぐに先生が入ってきて、まばらにいたクラスメイトが席へと戻って行く際、美沙樹と目が合ってしまうが、彼女はプイっとそっぽを向いて自分の席へと戻っていった。
(わー完全に怒ってるよ)
ただでさえ、今日はずっと逃げられていたのに、あんな事したから更に逃げまくるのだろう。
(本当っ面倒くさい子だな)
そうは思いながらも、くすっと笑っている自分がいた。
゚*.。.*゚*.。.*゚yuuya*.。.*゚*.。.*゚
放課後になり帰る準備をしていると、ひょっこっと現れた葉月くんが不安そうに声を掛けてきた。
「み、美沙樹…?」
「!?」
葉月くんに声を掛けられ思わずビクッと反応する。
「…なっ何…?」
「…あーえっと、そのごめんね?」
「……」
葉月くんが言いたい事は何となく理解しているけど…。
「……別に今日は用事ないから」
「! ありがとう」
葉月くんは私にあんな事したせいなのか、少しだけ罪悪感的な感情を感じている風に見えて、少しだけよそよそしく見える。
「普通に変だから」
やはり俺って普通よりおかしかったのか。
自覚は多少あったりはしたけど、気にした事とかなかったから。
ちょうど、教室に入った所でチャイムがなった。
それからすぐに美沙樹も教室に入ってきたけど、なんとなく違和感というものを感じた。
美沙樹の存在に友達の七崎と型岬が話しかけている。
「わわっ響! 目赤いよ!大丈夫?」
「ああ、うん…」
「保健室行って氷貰ってくる?」
違和感の原因は目が赤いからなんだ。
(完全に俺のせいだよなー)
「目にゴミでも入って、擦っちゃったの?」
「ああ、うん」
「だめだよ、擦ったりしたら」
「う、うん」
(……)
美沙樹の友達が心配している光景を見てふと思った。
「美沙樹の友達って優しい子だよねー」
「はっ? 俺、優しいだろ?」
「お前は基本的に捻くれてるから」
零詞は基本的に性格に難があるから、優しいとも言いにくい。
「優弥は病んでるもんなー」
「いや、まあ…それは自覚あるけど」
「へー」
まあ、どっちもどっちも気がするんだろう。
と、すぐに先生が入ってきて、まばらにいたクラスメイトが席へと戻って行く際、美沙樹と目が合ってしまうが、彼女はプイっとそっぽを向いて自分の席へと戻っていった。
(わー完全に怒ってるよ)
ただでさえ、今日はずっと逃げられていたのに、あんな事したから更に逃げまくるのだろう。
(本当っ面倒くさい子だな)
そうは思いながらも、くすっと笑っている自分がいた。
゚*.。.*゚*.。.*゚yuuya*.。.*゚*.。.*゚
放課後になり帰る準備をしていると、ひょっこっと現れた葉月くんが不安そうに声を掛けてきた。
「み、美沙樹…?」
「!?」
葉月くんに声を掛けられ思わずビクッと反応する。
「…なっ何…?」
「…あーえっと、そのごめんね?」
「……」
葉月くんが言いたい事は何となく理解しているけど…。
「……別に今日は用事ないから」
「! ありがとう」
葉月くんは私にあんな事したせいなのか、少しだけ罪悪感的な感情を感じている風に見えて、少しだけよそよそしく見える。