゚*.。.*゚*.。.*゚yuuya*.。.*゚*.。.*゚



「優弥くん?」



「何〜?」



美沙樹を屋上庭園に残して零詞と教室へと向かっていると、零詞は呆れたジト目で俺を見る。



「あれはないだろう、無理やりするって。
あんなの脅迫や脅しと一緒だろうが?
何考えてんだよ、お前はさ」



「そう…だよね悪いことしたって思ってる。
なんか歯止めが効かなくなって」



「気が付いたらしてたって事?」



「うん」



自分でも最低な事をしたくらいの自覚はある。



なんであんな事をしてしまったんだろう。



自分でもよくわからない。



ただ分かる事があるとしたら、美沙樹が俺に隠し事をしている事が何より腹立っている事だ。



おそらく架菜の事が関係しているのは確実だ。



でも、あの脅しのようなやり方は良くないと自分でも思う。



自分は大きなもの隠しまくっているというのに自分勝手だ。



「どうしよう、嫌われたかな?」



「いや、しらないよ」



「だよね〜」



「……」



零詩は何か言いたげそうな表情で俺を見ていた。